２０００年　ヨーロッパ行脚　ヴィーン編８

◆ ７／１６　愛人Ｚクン(^^;来訪　

　昨日早めにウィーンに帰ってきたのでみんなからの楽譜希望をまとめられて、ドブリンガーで調査しようと思っていたのに、今日は日曜日だったのね。まぁおかげで帰国までの日程が意外と余裕ないことが判明、時間とお金を無駄にしないようにいろいろ考えられました。
　さて、夕方に直行便で愛人Ｚクン(^^;来訪。なんでも親孝行旅行で希望の飛行機が取れずにいたところ、たまたまウィーン行きの飛行機が取れたんだそ〜で。日本の状況をいろいろ尋ねたりしてよもやま話に花が咲きました。なにしろ、独逸語の新聞は読めないし、いちいち日本の新聞が置いてあるカフェに行ってまで日本の様子を知ろうとは思わないし、本当に凄いことが起こったら誰かしらがメイルで教えてくれるだろうし（いや、メイルはできないか;;）、ということで日本情報から隔離されているワタクシなのです(^o^)
　この日、気温は１５度程度、「寒いっっ。３５度になるくらい暑いって言ったでしょ〜(--;」と言われて、「阿呆っ、３５度の次の日に１５度になったりして寒暖の差が激しい、とメイルしたはずだ。だから所詮Ｚ止まりなんぢゃ」と反駁するワタクシ。なんのこっちゃ(^^;

◆ ７／１７　ベートーヴェンの小径周辺　

　Ｚクンは最近ベートーベンに少々凝っているそうで、ご希望はバーデンの「お家」探訪と、散歩道探訪、そしてウィーンの森探訪。しか〜し、この日は月曜日でバーデンの「お家」はお休み、さっさとハイリゲンシュタットに向かいます。バスでカーレンベルグに向かうところ、たまたま途中で終点のバスに乗ったので、地図を取り出してブドウ畑を抜けて森を抜けて行く道をバス通りまで歩き、そしてカーレンベルグから有名な散歩コースをたどります。
　ハイリゲンシュタット手前の「Beethovengang」で別の愛人☆＼(--; BAKI! おすすめのレストランに行ったときにチェックしておいたホイリゲに入って一杯ひっかけます(^o^)。ややや、これが「Perchtoldsdolf」で行ったホイリゲ（６／２９参照）に匹敵する良さで、観光客皆無、地元の人で満席になるような状態のところでした。ここで時間をつぶして、Ｚクンのお父上と一緒に夕食です。まぁ、メニュー解読＆注文係、ちうことですナ(^^;

◆ ７／１８　またもや弛緩した一日　

　昨日精力的に動き回ったので、この日はＺクンとの待ち合わせは１１時。薄日も射していて暖かいし、バーデンのベートーヴェンの「お家」に行こうと思っていたのですが、この時間からだと非常に半端。そこで楽譜をあさりにドブリンガーへ。あっという間に１時半になり、ウィーンで一番有名とのうわさの「フィーグルミューラー」へ。果敢にもＺクン、ここの名物、皿より大きい（明らかに顔より大きい）ウィーナーシュニッツェルに挑戦です。最初こそ「大丈夫大丈夫、たぶん行けると思うヨ(^_^)v」なんて大きな口をたたいていたのですが、次第に一口分に切り分ける肉の大きさが小さくなり、一緒に食べているサラダの葉の大きさが大きくなってきます(^o^;;。・・・ハイご苦労様。見事玉砕したＺクンでありました。
　さて、おなかが相当にふくれているので、休息ということでシュテファン大聖堂すぐ近くの老舗「カフェ・フラウエンフーバー」へ。ここのウェイターのオジさまが実にぴしっとしていて気持ち良いのです。ここで日本の話をいろいろ尋ねているうちに時間感覚が完全になくなり、しかも小雨が降ってきてしかも気温がぐっと下がっている様子、結局「お家」探訪は取り止めにしてしまって、あまりにもたるんだ時間を過ごしてしまいました。Ｚクンとのデートはこの２日間だけなのに、名所旧跡にはロクに行かずにだらだら過ごすとは、ＺクンのＺたるゆえんはここにあるに違いない。やはり所詮Ｚ止まりなのね〜〜(^o^;

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